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現地ブラジルでアガリクスを日常的に食べている人々は成人病発症率が低いという話があり、かねてから薬効があることが注目されていました。
1965年、日本にアガリクスがナゾのキノコとして初上陸した頃のこと。
アメリカ・ペンシルバニア州立大学のW・J・シンデン教授とランバート研究所のE・B・ランバート博士が研究の結果、抗ガン作用があると学会で発表しました。
その後、皮膚ガンを患ったレーガン大統領がアガリクスを長期間摂取し、
ガンが移転・再発しなかったことから、アメリカで一躍脚光を浴びることになります。
10年もの歳月をかけて、1970年代後半からようやくアガリクスの人工栽培が可能になった日本。
その後80年代に入ると、さまざまな研究所や大学で研究が活発化し、研究結果が次々と明らかになっていきました。
1980年、日本癌学会総会で抗腫瘍効果に関するデータが公表され、腫瘍の成長を抑える効果があることが発表されました。
その後、含まれる抗腫瘍成分は高分子多糖体(β-グルカン、ヘテログルカン、糖蛋白)が関係していることがわかっています。
カワラタケ、メシマコブ、サルノコシカケ、エノキタケなど、キノコ類に抗ガン作用があることはかねてからの研究でわかっていました。
そのなかでも多糖体に優れた効果があることがわかり、日本でも大きな注目を浴びるようになっていったのです。
90年代になると、アガリクスの大量生産を可能にする栽培法が確立。
原料が安価になったことや、サプリメントや抽出エキスなど飲みやすい加工製品が出回るようになったことから、急速に拡大していきました。
そして一時は日本国内だけでなんと300億円という、とてつもなく大きなマーケットに成長していったのです。
90年代といえば、とにかく健康ブームの時代でした。
頭がよくなる!と言ってDHA(ドコサヘキサエン酸)が注目されたり。
ポリフェノールたっぷりということで、赤ワインやチョコレート、カカオが注目されたり。
ピロリ菌やO-157の増殖を抑えると、全国のスーパーからココアが消えたこともありました。
ヨーグルトきのこ、紅茶きのこなんてのもありましたね
バブルがはじけ、人々のベクトルが消費することから、よりよく生きること、より健やかに生きていくことへとシフトしていった時代。
たくさんの健康ブームが現れては消えていき、その動きは今も変わらず続いています。
そんな浮き沈みの激しい健康食品市場で、アガリクスは今もなお愛され続けています。
一時のブームで終わらなかったところに、その底力を感じます。