Notice (8): Undefined variable: Link_HTML [APP/webroot/Template/GetLink.html, line 115]
90年代半ばから始まったアガリクス人気は、一過性のブームに終わらず、21世紀に入ってからも健康食品の定番として人気を博してきました。
けれど、いつしか「ガンに効く」というイメージがあまりにも先行していきました。
研究機関での十分な研究や検証はまだまだ進行中だというのに、人気だけがひとり歩きするようになっていったのです。
そんなアガリクス熱に冷や水を浴びせるできごとが、2006年に起きました。
厚生労働省が3社のアガリクス製品を検査したところ、うち1社であるキリンウェルフーズ社製の「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」に、
発ガンプロモーション作用があるとして、自主的な販売停止と製品の回収を要請したのです。
これを受けて、同社はアガリクスを原料に含む4製品の販売中止と回収に踏み切りました。
発ガンブロモーション作用とは、他の発ガン物質の発ガン作用を促進する働きのこと。
それ自体に発ガン性があるわけではありません。
けれど、それまで「ガンに効く」というイメージがあまりにも強かっただけに、真逆の発表がされて動揺が走らないはずがありません。
さらにマスコミが、まるで発ガン作用があるかのように大々的に書きたてたことで、世間は上を下への大騒ぎに
厚生省が「風評被害が生じることがないよう正確なご理解をよろしくお願いします」と異例の通達を出すほどに発展しました。
もしもそれ自体に発ガン物質があるのなら、それは問題になって当然で、すべて販売中止にすべきでしょう。
でも、そうならなかったのにはちゃんと理由があります。
厚生労働省の試験で発ガンプロモーション作用が認められたのは、3社のうちの1社のみ。
そして、残りの2社の製品は発ガンを促進しないどころか、発ガンを抑制する働きがあることが認められたと厚労省は発表しています。
また、厚労省の検査結果はラットによる動物実験から得たものですが、
何割のラットに発ガン促進が認められたのか、といった詳細は発表されていません。
発ガンプロモーション作用は原料そのものにあるのか、それとも製造工程の中で生まれるのか、
生産地の土壌調査はしているのかなど、疑問点は他にもあります。
私も当初、ニュースを聞いた時は「ええ、アブナイの
!?」とビックリしました。
でもよくよく情報を検証してみると、どうもそうではないらしいことがわかってきたんです。
製品が危険視されたことは事実ですが、今回の騒動はアガリクスそのものが悪いというわけではなく、
キリンウェルフーズの製品に問題があるという風に考えたほうがいいのではないかと思います。
アガリクスが世界で注目されるようになってから、まだ30年ほどしかたっていません。
専門家ですらわからないことがたくさんあるキノコです。
カラダにいいこと、万人に効くことが証明されるにはまだまだデータ不足。
調査も研究も、まだまだ現在進行形で続いています。
どんなパワーがあるのか、今後の検証や発表で明らかになっていくでしょう。
私たちは「○○に効く!」と聞くと盲信してしまうところがありますが、情報に惑わされるのはもう嫌!
しっかり見きわめられる人になりたい…。
そんなことを思わせたニュースでした。