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セレブなキノコ?姫マツタケヒストリー|アガリクスの正しい選び方

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セレブなキノコ?姫マツタケヒストリー

実は10年も名無しだった!

ブラジルから日本へナゾのキノコが上陸したのは、1965年のこと。

鑑定の結果、2年後にはそれが「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」という学名のキノコであることが判明しました。

とはいっても、そもそも日本に自生していないキノコですから、当然日本語の名前はありません。

しかも、ブラジルと気候の違う日本での栽培が困難をきわめたこともあり、アガリクス・ブラゼイ・ムリルは長い間、

一部の研究者たちの間だけでその存在が知られる、名無しのキノコでした。

私たちのもとに届かないのですから、もちろん覚えやすい名前がつけられるはずもありません。

日本での栽培法が確立するまでには、実に10年もの歳月が必要でした。

そうして1978年、ようやく大量生産ができる体制となったのです。

 

お姫様のようなキノコ?

苦労に苦労を重ねて、晴れて日本デビューが決まったブラジル生まれのキノコ。

市場に出荷するにあたって「この学名じゃどうにもならん!」と生産者たちが言ったかどうかは定かではありませんが、

「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」じゃ確かに一般的に浸透しそうもありませんよね

ハラタケ属の変わったキノコということで、分類学上では「変わりハラタケ」と呼ばれていたので、

当初は「変わりハラタケ」として出荷されることになっていたようです。

でも「変わりハラタケ」じゃ何のひねりもないし、消費者の購買欲をそそる名前とはお世辞にも言えません

ネーミングにつまったまま、迎えた待望の出荷日。

準備に忙しい生産者のもとへ、ふいに近所の女の子がやってきて、珍しそうに変わりハラタケを眺めました。

そして一言、こうつぶやいたのです。

「まあ、なんてかわいいキノコ!まるでお姫様みたい

この少女の言葉をヒントに、「姫マツタケ」という名前が付けられたのです。

なんともドラマティックなエピソードですよね

子供の感性って、本当にステキ

アガリクス・ブラゼイ・ムリルというキノコは、柄がふっくらとして白く、かさはブラウンでコロンと丸く艶やかです。

見れば見るほど白いドレスを着た、ショートカットのキュートなお姫様に見えてくるから不思議。

10年間大事に大事に育てられてきた「箱入り娘」とも言えますね(笑)

かくしてアガリクス・ブラゼイ・ムリルは「姫マツタケ」というセレブな和名をつけられて、

晴れて日本デビューを飾ることになったのでした。

 
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