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キノコといえば一般的にはかさや柄などの目に見える部分を指しますが、本当の母胎は土の中にある根っこの部分。
姫マツタケの本体も、実は根っこにあたる「菌糸体(きんしたい)」なんです。
この菌糸体がなければ、子実体が生まれません。
言ってみれば菌糸体は、姫マツタケの栄養基地といった存在ですね。
姫マツタケの菌糸体にはグルコマンナン多糖体(ATOM)、マンナンタンパク複合体(AB-FP)などの多くの栄養分が含まれていて、
免疫力を高める効果があるとされています。
市場に出回っているアガリクス製品の多くは、菌糸体を原料としています。
なぜなら菌糸体は栽培しやすく、大量生産ができるからなのです。
姫マツタケは他のキノコと比べてもタンパク質を多く含むため、非常に腐りやすく、栽培が難しい繊細なキノコ。
当然、品質管理も大変です。
その意味で言えば、菌糸体は室内でタンク栽培することができるため、子実体に比べても品質管理がコントロールしやすく、
安定した品質を保つことができ、商品化に適した原料なのです。
ただし、そのぶん成分の抽出が難しく、複雑な工程を踏んで有用成分を抽出・加工する必要があります。
姫マツタケの子実体と菌糸体がそれぞれに含有成分が異なることは、これまで紹介したとおりです。
どちらも健康効果が認められる、栄養たっぷりの有効成分であることは確か。
最も効果的なのは、子実体と菌糸体の両方を摂取することかもしれません。
ただ2つを比較してみると、栄養成分が多いのは子実体のほうです。
姫マツタケが注目される最大の理由であるβ-D-グルカンの含有量も、子実体のほうが圧倒的に多いことがわかっています。
つまり、姫マツタケのパワーを効率よく摂取するには、子実体を原料として使った製品であることがポイントとなります
とはいえ、子実体には菌糸体に比べて生産量が少なく、品質にもバラつきが出やすいという難点が。
そのため、子実体をメインに使った製品はとても貴重で、比較的高価になってしまいます。